ビジネスをやっていれば、何かしらの課題や問題はつきものですから、それを改善するため、解決するために良いと思ったことに取り組んでいるはずです。
今は方法だって情報だって選り取り見取り。
溢れるほどにたくさんありますから、あらゆる力を尽くして頑張っています。
しかし、時間も労力もお金もかけて現状突破を図っているにもかかわらず、望むような成果や結果を手に入れられないときは必ずあります。
「自分なんかには…」「どうせ…」「しょせん…」
という思いがジワジワと広がってきます。
そのときこそ、これまでの「自分にとって当たり前」を変えるときなのです。
これが最後のピースを入れるための第一歩です。
「自分の好きなことを仕事にする」という選択をしたにもかかわらず、その上自分はたくさんのピースを持っているにもかかわらず、思う通りに進まない現状にはがっかりしてしまいます。
だからこそ、現状突破を図りたい!
最後のピースを入れて全てのピースをつなげるために、まずは自分自身の考え方や捉え方をガラリと変えてみます。
そこで、まず3つの捨てることをお伝えします。
「機嫌」というと、「機嫌を伺う」「機嫌を損なう」「機嫌がなおる」真っ先に思い浮かぶのは気分の良し悪し。
「ご機嫌」「上機嫌」となれば、愉快な心持ちや晴れやかな気分をイメージします。ポジティブなかんじです。
一方「機嫌が悪い」「ご機嫌斜め」となると、「機嫌をとる」「機嫌を伺う」「機嫌を損なう」「機嫌がなおる」のように、ことばや態度に表れた他人の意向や思惑まで考えるようになります。
「ご機嫌」をただの気分の良し悪しだと思うと、ポジティブが良くて、ネガティブが悪いと二択になりますが、「ご機嫌な自分で生きる」となれば、そう簡単に割り切れるものではありません。
なぜなら「ご機嫌な自分」という心身ともに満たされた状態は、人によってそれぞれ違うからです。
「女らしさ」「男らしさ」「母親らしさ」「父親らしさ」「子供らしさ」「先生らしさ」…等々。
言い出すときりがないくらい「〇〇らしさ」と簡単に使っています。
「女らしさ」には、「女らしさとはこうである」という基準があって、その基準に合致しているかいないかの比較の中で「女らしさ」は語られています。
その基準は自分なりのものであったとしても、元々は他人が考えたものであったり、世間で言われてきたものがベースになっています。
「自分らしさとは何だろう?」と考える人は多いはず。
個性だ、多様性だ、強みだと言われるようになると、ますます自分らしさを追い求めることになっています。
「自分らしさ」は何との比較でしょうか?
「自分らしいビジネス」とは何との比較でしょうか?
そもそも比較する必要があるものではなく、まったくこだわる必要はありません。
時間がない・お金がない・能力がない・技術がない・知識がない・資格がないという物理的なものから、知らない・理解できない・自信がない・やりたくない・若くないというような意識や感情に関わるものまで、「できない」理由は様々にあります。
そのこと自体に良いも悪いもありません。
しかし「できない」状態が長く続くと、自分にダメ出ししたり、さらに自信を失くしたり、自己肯定感が低いとなってしまいます。
できるかできないかはあくまでも結果です。
初めから決まっていることではないのですが、自分で「できるわけがない」と決めてしまってコントロールしてしまっていると考えられます。
自分の中には自分が納得する理屈があります。
「こうあるべき」「こうでなければならない」と自分の中では筋が通っているものです。
それは自分の中にずっと理屈として存在しているものですから、それ自体に良い悪いはありません。
ただ、「そのあなたの理屈は本当にそうですか?」という問いを投げかけてみると、自分が固執して固まっていただけのことであることに気づいたり、かえって自分を縛り付けていることに気づきます。
自分にとっての理屈が、自分以外の人にとっては屁理屈に感じられるかもしれないことにも気づきます。
また、他者や世間の多くが理屈としているものが、自分にとっては屁理屈と感じるものがあります。それが自分の中の違和感です。
この違和感を主張することを抑え込んでいくと、自分の中にはモヤモヤが残ったままになります。
「世間の屁理屈は本当にそうですか?」という問いを投げかけてみると、その屁理屈に対する自分の違和感にこそ、自分にとっての代えがたい理屈が存在しています。
自分の理屈⇔他者や世間の屁理屈
他者や世間の屁理屈⇔自分の理屈
ふたつをスイッチすることによって、自分本来の理屈、自分の中に筋が通った理屈がはっきりします。それは自分にとってとても大切なものです。
そしてそこから見えてくるのが、自分自身の好きの才なのです。
好きの才は、ただ自分ができること、ただ自分が得意なことではありません。
好きなことをやる才能でも得意なことをやる才能でもありません。
好きなことや得意なことは、単に自分の好きの才を発揮するための手段でしかないからです。
好きの才は、心底やりたくてやり続けられる才能のこと。
好きの才は、自分の好きなことを勝手気ままにやったり、自分の我を通すためのものではなく、自分の思う通りにするためのものと考えてください。
「やりたいことがない」「好きなことがない」「長続きしない」という人は、好きの才が無いのではありません。
「こと」という手段がまだ見つかっていないだけです。
「好きなことを仕事に選んだ」という人は、「手段」は見つかったかもしれませんが、自分の思う通りにならず満足できない中で、好きの才が発揮されていないだけのことなのです。
この好きの才の一番良いところは、時に忘れることがあっても絶対に失うことがないこと。
つまり、好きの才は誰にでも必ずあるということです。
「理屈と屁理屈をスイッチする」も「好きの才を自覚する」も耳慣れない事だと思います。
ただ、このパズルの図のようにピースだけは多いのに、上手くつなげられていないという方はたくさんいます。
そして、つなげられない最大の要因は真ん中に最後のピースを入れていないことだと思っています。
いろいろな方法で現状を変えようとしているときには、頑張っている分だけ感じることも、考えることも多くなります。
それは「良くも悪くも」なのですが、特に落ち込んだり悲観的になったりしたときやその状態が長く続いたときには、「ネガティブ」ということでひとくくりにまとめて考えがちです。
「自信を持つには?」
「自己肯定感を上げるには?」
「差別化するには?」
「自分の強みは?」
といろいろな方法を用いて、ネガティブに留まらずポジティブへ持っていこうとするわけです。一つの手段としては有効だと思います。
でも、大事なことを忘れています。
ネガティブであってもポジティブであっても、それは単なる「意味づけ」でしかないということ。
良い意味づけにするのか、否定的な意味づけにするのか。
ひとつの事実に対して「良い悪い」というジャッジを自分でしているに過ぎないのです。
最後のピースを入れて今までのピースとがっちりつなげてビジネスに活かしたいと思いませんか?
自分の感情の動き、思考の癖、行動に至るまでつなげる
過去・現在・未来にまでつなげる
全てのピースをつなげて揺るぎないものとするための実践方法はあります。
心意気を形にするコトノハ職人、岩井洋美です。
好きなことを仕事にしたとしても、それを続けていくためには
「自分が決める」「自分で決める」ということが必須です。
だからこそ自分の基準を持つことも大事ですし、自分の言葉を持つこともはずせません。
自分の基準と自分の言葉
これが最後のピースです。
これまで「自分を深く知ろう」とか、「自己認識力を上げよう」「自分の価値観を言葉にしよう」とずっとお伝えしてきました。
それは最後のピースに必要なことだからです。
お伝えしてきたことに間違いはないのですけれど、「自分を知ろう」と言われても知りたくない人もいます。
「自己認識力を上げよう」と言われても、理論だけ分かって行動できない人もいます。
それなら!
「好きの才を自覚するだけでいい」と思うようになりました。
好きの才を自覚するプロセスの中で自分の思いや考えが言葉として明確になるわけですが、それが自分の基準を深く知ることにもなりますし、自分の言葉を持つことにもなります。
商品やサービスそのものにしろ、自分自身の思いや考えにしろ、言葉を使ってお客様に言い続けることになります。
言い続けられない言葉や、すぐに忘れるような言葉は「自分の言葉」になっていないということです。
自分の感情にフィットする言葉
自分の思考にマッチする言葉
自分の行動をプッシュできる言葉
この3つを網羅してこそ自分の言葉。
あなたにとっての自分の言葉が「伝える&伝わる言葉」になります。
それをあなたと共に考え抜くことがコトノハ職人としての役割です。
いつまでもこのモヤモヤを解消できていないとしたら、自分のピースの最後の1つが無いと思ってください。
最後のピースを入れずに、どこから崩れてしまうかわからない状態にしている限り、好きの才を発揮することはできません。
好きの才は、「心底やりたくてやり続けられる才能」です。
理屈と屁理屈をスイッチすることからも好きの才は明らかに見えてきます。
そして、好きの才を発揮するための手段はひとつではないし、どんな手段であってもいいのです。
タイミング、機会、理想、役割、出会いといったものが加わると、さらに手段の選択肢は広がると考えることができます。
大事なのは「心底やりたくて」を構成している自分の感情が動くポイントや考え方です。そのために理屈と屁理屈のスイッチが重要になります。
そこがはっきりすればいいわけで、それが好きの才の元になっています。
好きの才をのばすために捨てる3つのことはお伝えしました。
ただ、捨てるためにどうするかということをお伝えできていません。
それはあなたが今
どんなことにつまづいていて
どんな理屈と屁理屈をスイッチすることができるのか
抱えてている問題を解決するのに
あなたの好きの才をどうやって活かせるのか
が分からないからです。
まずは!
好きの才を発揮するための手がかりが必要だということなんです。
抱えている悩みを解決するために、やり方やノウハウを増やすだけになることはもったいないと思います。
なぜなら、根本的な解決にはならず悩みは繰り返すからです。
そこで!
好きの才をのばす第一歩として、
好きの才オリエンテーション(60分/無料)を開催します。
何に悩んでいるのか、それに対してどういう考え方をしているのかを伺うだけで、好きの才を発揮しきれていない原因も見えてきます。
好きなことを仕事に選んだのにモヤモヤ状態からなかなか抜け出せないと思っている方は、ぜひこの機会に抜け出すきっかけをつかんでください!
私自身は自分の好きなことを仕事にしました。
でも正直に言うなら、「自分を深く知ろう」と思ったことも、「自分らしく生きよう」と思ったこともありません。
「好きの才をのばす」こと、つまり「心底やりたくてやり続けることができる」に集中していただけです。
その結果、自分を深く知ることにもなりましたし、自己認識力も上がりました。コトノハ職人として感情や思考を言葉にすることへ並々ならぬ力を発揮することにもなりました。
なぜ好きの才をのばすことがビジネスにつながるのかと言うと、私自身がビジネスを続けていくためには、好きの才をのばすしかなかったからです。
専業主婦としての20年間を経て仕事をスタートしたのがちょうど50歳のときです。
ビジネスに必要と思われるスキル、ノウハウ、知識、経験はありませんから、ゼロから積み上げるしかないという現実がありました。
「主婦あがりができるほどビジネスは甘くない」という厳しい声も、「実績もないのになにができる」という露骨な態度もありましたが、それでも10年足を止めることなく、一度たりとも辞めたいと思うことなくやってきました。
「好きの才をのばす」と言うと、ビジネスとは遠いイメージがあるかもしれません。
でも、これが50歳からのゼロからスタートを支えた最大の理由だと思っています。
せっかく好きなことを仕事に選んだのであれば、習得したスキルやノウハウを活かすためにどうするかを考えてみませんか?
まずは「好きの才を自覚する」ことに集中してみることで自分のビジネスや人生に活かすことができることを知っていただきたいと思っています。
ちなみに…
「好きの才」は仕事に留まらず、歌を歌うということにもつながりました。
53歳でライブハウスデビュー、56歳でオリジナル曲CDのリリース。
コトノハ職人としては、自ら歌詞した自分の言葉を通して歌っています。
歌がもたらす大きな力は、自分自身の「好きの才」に直結していることも実感しています。