はじめまして、ヒーズ株式会社代表取締役の岩井徹朗です。
私が25年前にフィリピンに赴任した時、驚いたことの一つが「女性の活躍の場が広い」ということでした。(左の写真は当時のもの)
当時の日本では、銀行で女性初の支店長が出たことが話題になっていた頃、「発展途上国の一つと見られているフィリピンでは、銀行でも女性の役員が当たり前にいる」という事実に直面した時、かなり驚きました。
日本で男女雇用機会均等法が制定されたのが1985年で、翌1986年から施行されました。
私が社会人になったのが、その1986年ですが、同期の総合職が250名ほどいる中で、女性は10名ほど。優秀さでは当時も女性が上回っていたと思いますが、数の点から言えば、男性が圧倒的でした。
それから10年経った1996年に私はフィリピンに赴任したのですが、地場の銀行では、優秀さにおいても、数においても女性は男性にけっして負けていませんでした。
ここで気をつけたいのが、女性だから役員や管理職についている訳ではなく、優秀な人を登用したら、結果的に女性の役員や管理職が多かったということです。
先進国と言われている日本ですが、女性の活躍推進がキーワードになること自体、フィリピンに比べても少なくとも25年以上は遅れています。